新規開発者必読:5分でできるPlayStoreのリジェクト対策

こんにちわ。昨年(23年末)に開発者登録し、アプリのリリースを始めたzm softです。開発者同士が協力してクローズドテストを乗り越えるための開発者向けのアプリもリリースを予定していますので、よければご確認ください。

Google Playでのアプリ公開に必ず必要な作業として、Googleの審査があります。今日は実際に私が審査でリジェクトを受けた経験を交えて、アプリ開発時にどう言ったことを注意し、リジェクトを受けないため、あるいは受けた時にどういった対処をすればよいかを書きたいと思います。

プライバシーポリシーの表記

まずは、プライバシーポリシーの記載です。多分、新しく開発者として登録をして進めていく中で一番多いリジェクト原因ではないかと思います。実際にリジェクトされたときの連絡はこんな感じでした。

やらなければいけないことは、主に以下です。

  • プライバシーポリシーの文言を決める
  • サイトでのプライバシーポリシー公開(注意事項後述)
  • PlayConsoleへのURL設定
  • アプリから閲覧できるようにする

文言を決める/ポリシーを公開する

まず、最初に何をどこに表示するかを決める必要があります。とはいっても、初めてだとどんなことを書けばよいのか分からないですよね?私もそうでしたが、簡単に対応できるので安心してください。

Flycricketというサービスを利用すれば、いくつかの質問に答えるだけでプライバシーポリシーで表示すべき内容を自動的に決めてくれます。プライバシーポリシーで重要なことは、そのアプリでどのような情報、例えば利用者のアドレスや利用履歴等を扱うか です。flycricketに入力するのは、その情報が何かということだけです。

実際には、FlycricketのAppPrivacyPoricyGeneratorという機能を利用します。アクセスすると以下のような画面が表示されるので質問事項に回答します。

(アプリ名などは正しく入力するとして、)質問の中でのポイントは、Personally Identifable Informationです。ユーザー名やパスワード、メールアドレスや電話番号、プロフィール、だけなく、ID情報や位置情報といった項目も個人を特定する可能性のあるデータとなりますので、思いつくものは記載をしておきましょう。そのあと、2,3の必要な入力を済ませると以下の完了画面が表示されます。

[Privacy Policy]ボタンを押すと文章が生成されます。そのあと[Deploy to Flycricket]を押して、アカウント登録をすれば、生成された文章にURLが発行できます。実際に発行された文章は以下のような形で編集もできますし、[Get Link]からURLの取得もできます。

そうなんです。このサービスの嬉しいところは生成された内容をそのままサイト公開が可能なことです。サービス登録は必要ですが無料で4つまで生成と保持ができます。アプリの登録数が増え出すと足りなくなりますが、最初のアプリ開発に使うには十分でしょう。登録数が増えたときに別のサイトにプライバシーポリシーを移動させればよいでしょう。

注意事項

Flycricketを利用している範囲内では問題ありませんが、ここでサイト公開に関する注意事項があります。私の場合、アプリを複数開発する中で途中からプライバシーポリシーの公開サイトをWordPressに変更しました。その時に、投稿ページとして文書を作成してしまったことでコメント欄がついており、それに対して、「変更可能」な文書であると指摘を受けてリジェクトされてしまったことがあります。プライバシーポリシーは、必ず固定ページとしてコメント等が残せない形式を取りましょう。

PlayConsoleへのURL登録

URLをアプリ情報として登録します。登録はPlayConsole画面の左下[Policy and programs]-[App content]-[Privacy policy]の設定からできます。初回登録(未登録)時はダッシュボードにも表示されます。

アプリからポリシーを閲覧できるようにする

これは、アプリ内で以下のいずれかの対応を行うことなります。

  • リンクを貼る
  • ポリシーを表示する実装をする

私はポリシーの本文をアプリ内に取り込んで、表示するようにしました。assetsフォルダの下にテキストとしておき、それを読み込むようにしています。

リジェクトされないケースもある?

同じGoogleの審査でも担当者の違いなのか、やはり人間のする事なので見落としはあります。アプリ内でポリシー表記の対応等がしきれていなくても審査が通ってしまうことがあるようです。私が最初に登録したアプリがそうでした。リジェクトされるよりこちらの方がリスクがあります。後からポリシー違反を指摘されてアプリを削除される可能性があるためです。実際に後から通知されたときのPlayConsoleの通知です。

猶予期間はありますが、通知を見逃してアプリを削除されてしまうなどがないようにしましょう。

誇大広告:アプリ名や説明に注意

こちらは通常あまり気にしなくてもよいと思いますが、作ったアプリの1つがこの原因でリジェクトされたため記載しておきます。以下が原文です。

問題はアプリ名でした。まずは簡単なアプリを登録してみたいと思い、山歩き用に熊除けの音を鳴らすだけのアプリを登録しました。名前をそのまま”BearRepellent”としました。これがよくなく、リジェクトされていました。蚊避け(Mosquito repellent)のアプリ等のように、確実性がない、あくまで効果が見込める程度のものは”実現できない機能をうたっている”と解釈されるようです。結局は名前を”BearBell”とするだけでよかったものです。ただ実際には、この修正が終わるまで結構時間がかかり、Googleの審査とリジェクトを何度か繰り返しています。Googleの審査がリジェクトをするときには、問題を具体的に指摘してくれるわけではなく、誤解を招く記載であるとしてポリシーの該当部分を抜粋してきます。私としては、熊除け(BearRepellent)というのは一般的なものだと考えていたので誇大広告に当たる内容とは気がつかなかったわけです。説明文を見直したり、アプリがゲームなのかツールか分かりづらい点が問題なのかと考えてアプリ名にサブタイトルを付けるなどしていましたが”Repllent”という表現が残っているため当然リジェクトされるわけです。こういったケースがあることは知っておいても損はないでしょう。

アプリ内課金に対するリジェクト

アプリ内課金をする場合には更に個別の注意が必要になります。定期購入に対応する場合には特にです。期間表記の多言語対応や、購入に関する条項記載が必要となります。具体的には別記事に記載予定ですので少しお待ちください。 =>追記 別記事はこちら

さいごに

いかがでしたでしょうか?あなたのアプリ登録と登録の事前知識として活かして頂ければと思います。他にも注意が必要なことなどあればコメント頂ければと思います。

「新規開発者必読:5分でできるPlayStoreのリジェクト対策」への7件のフィードバック

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