個人開発者が絶対に知っておかなければならないアプリ開発の闇~不正に負けるな

こんにちわ。

私は、昨年12月にAndroidDeveloper登録を行なった開発者です。今回は「個人でのアプリ開発は現実的でない。殆どの開発者は不正に潰されてしまうだろう」 と感じさせられる出来事がありましたので、個人開発者の皆様への注意を込めて私の実体験を共有をさせていただきます。熱心な開発者には、やる気がなくなってしまう、そして不快な話かもしれませんが、私と同じ想いをして欲しくないので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

そして、20名のクローズドテストを必要とする開発者は、知らない内に不正に巻き込まれる可能性があるという話でもあります。ご注意頂きたいです。長文ですがお付き合いください。

開発者デビュー後3ヶ月でビジネスの提携を持ちかけられた

私は、Googleの新しいポリシーである20名によるクローズドテストをクリアするためのアプリを作りました。私は初めてのアプリを公開しようとした際に、クローズドテストに大変苦労しました。そのため、私を含めた他の開発者が今後苦労をせずにテストをクリアでき、開発に専念できるようにしたいという想いからこのアプリを作りました。アプリをリリースしてもすぐにユーザーが集まるわけではありません。私はユーザーを集めるために様々な開発者に個別に連絡を取り、協力をお願いしていました。その行為は、苦労はするもののクローズドテストをクリアするためのテスター集めと違い、自分のアプリを売り出すものでもあったので苦痛ではありませんでした。そして、その中で出会ったある人物からビジネスの提案を持ちかけられました。

提案内容とその提案をお断りした理由

彼は、私に対して自分のアプリをテストして欲しいといいました。それに対して、私は自分のアプリのことを教えて代わりにアプリを使ってみて欲しいと伝えました。すると彼は提案をしました。彼の提案内容はこうでした。 ・自分達と手を組まないか ・自分達は有料でテスター雇うサービスを確立し、既に沢山の顧客を得ている ・コミュニティを通じてテスターを探している開発者もほとんどはお金を払う ・手を組めば、テスターを探す開発者からお金を得ることができる

私は、この提案をお断りしました。なぜなら、元々私がこのアプリを開発した理由が、自分を含めた多くの開発者がもっと自由に開発をできるようにするためであったからです。お金を得ること自体は、開発を続ける上で必要です。ですが、自分自身が使いたくなくて避けた有料のサービスをすることはしたくありませんでした。そのマネタイズをすれば、他のサービスとの違いがなくなり、結局誰も使わなくなるであろうことを考えてお断りをさせていただきました。彼は、「既に似たようなサービスがある。なぜ自分のサービスが使ってもらえると思うのか?」と質問しつつも何度も手が組めないかを私に聞いてきました。私は、自分のサービスの利点を説明し、多くの開発者にプロモーションしていくことを努力すると伝えました。この時点では、私は交渉は成立しませんでしたが、こういった提案をいただけること自体はありがたいことだと考えていました。今は利点などを説明したこと後悔しています。

直後に起こったこと

お断りをしてから10分もしないうちに私のアカウントはそのコミュニティからBanされました。問い合わせで、ルール(独自ルールはなかったためreddicket)を破っていないことを伝えました。その返信はありませんでした。

利用者を増やすためにやったこと

色々と気になることはありましたが、私は一人でも多くのユーザーを獲得するために多くのことをやる必要がありました。

  • サイトの開設
  • 他のコミュニティを使った協力依頼
  • YouTubeの作成
  • ブログを使った宣伝
  • 広告 開発に専念したい気持ちもありましたが、まずは使ってくれる人が居なければ自分が作ったものも意味がなくなってしまうため、できるだけ多くの人の目に触れるように努力をしました。

結果とやってみて気がついたこと

利用者を増やすために多くのことを行い、少しずつユーザーが増えました。私は、ユーザーを増やすことは非常に難しいことであると学びました。しかし、私はそれとは別に多くのことに気がつきました。色々な人に知ってもらおうとすると、他のサービスと競い合うことになります。そのため、他のサービスの情報を沢山見ることになります。その中で、多くの違和感を感じさせるものがありました。その内容から私は、個人でのアプリ開発は現実的でなく、よほどの幸運がなければ、個人開発者は潰されてしまうだろうと感じました。

YouTubeでのあり得ない出来事

例えば、YouTubeの再生回数や登録者数です。私がYouTubeで自分の動画が検索に出てくるかを調べます。そうすると有償でテスターで雇うサービスなどが多く検索にヒットします。登録者数が5000人以上で複数の動画が上位に来るチャンネルを開いて見ると再生回数が10~1000回程度の宣伝の動画が並ぶ中に、再生回数が100万回を超える異常に長い(2時間を超える)動画が2つほど見つかったりします。そして、その内容が、チャンネルの内容と全く無関係なのです。映画のポスターのような静止画のスライドショー等です。YouTubeでは、登録者数や再生時間等を考慮して検索の順位が変えられます。登録者数を信頼できるものだとして、サービスを使うユーザーもいるでしょう。サービスの内容に関わらず、このような実績を得られるということでは、明らかに個人で努力して太刀打ちできるものではありません。

コミュニティでのあり得ない出来事

私のアプリのリリース後、私のよく似たアプリがいくつかリリースされ始めました。アイデア自体が似る、競合する開発者がよく似たアプリを作る、それ自体は起こり得る かつ 正しいことです。勿論気持ちのいいものではありません。ただ、問題はそれではなく、色々なコミュニティで様々な人の書くコメントが異常なのです。 ・48時間ですぐにテスターが集まりました 競合を含めてアプリのダウンロード数をチェックしていて、かつユーザーを集めるのに苦労している自分からすれば、あり得ないことです。ダウンロード数に対してテスターが多すぎるのです。日々競合のアプリの登録状況も確認はしていますが、正しい数値には見えません。そして、それはコメントだけでなく、スレッドそのものにも違和感がありました。20人のテスターを集めるのにどうしたらいいか?というスレッドが同じユーザーによって複数たてられています。そして、その同じ内容の複数スレッドに対して別々のユーザーが同じ内容(48時間ですぐにテスターが集まった)を回答していました。そしていずれも、アカウントが直近に作成されたものでした。それは一見して通常のユーザーには分からないです。さらにはコメントをした一方のたユーザーには、宣伝されたアプリと同じデベロッパーのアプリの開発をした履歴が残っていました。私もアプリを使ってみて欲しい旨をコミュニティで宣伝はしていましたが、業者が大量のアカウントを作って自分達のアプリを偽って記載をすれば、殆どの利用者は偽りの情報によってとらわれてしまうでしょう。個人の開発者では対抗できません。

Webでのあり得ない出来事

実際のダウンロード数などは確認できますが、サイト上でそのダウンロード数を大幅に上回るユーザー数が堂々と記載されているようなケースもありました。

開発者が成功するには、常に多くのリソースを持つ不正な者と戦う必要です。それが個人の開発者にとっては非常に困難で、彼らからすると個人の開発者は搾取の対象でしかないのです。多くの個人開発者は幸運に恵まれない限り、努力に見合った成果を得ることはできないでしょう。

不思議なこと・気づいた共通点

なぜ、業務の提携を持ちかけて来た彼は、「自分のアプリ」をテストするよう連絡をしてきたのに、有償でテスターを雇う仕組みを持っていたのでしょうか?   なぜ、私はbanをされたのでしょうか?   なぜ、お金のために多くのユーザーを欺く行為をする人がいるのでしょうか?   そして、なぜ、そのような人たちが多くいるのにあなたの環境が安全だと思えるのでしょうか?

今回のテスターの関係で違和感を感じたことに関しては、不思議なことに共通点がありました。多く人が同じ国に属していました。そして、それが一見分からないように工夫されているが、アカウント情報を詳しく見ると分かるようなものも多くありました。

  • 業務の提携を持ちかけて来た彼
  • YouTubeの異常に長い100万回以上の再生されている動画
  • コミュニティで同じ内容の複数のスレッドを立てた人
  • それに対して同じ回答した別々のアカウント
  • ダウンロード数を大幅に上回る実績を記載しているサイト及びアプリの運営元

人口が多い国であるため、テスターを雇うサービスがその国で多く行われているからという理由かもしれません。勿論、単なる偶然かもしれません。また、勿論、同じ国でも信頼できるサービス/開発者も多いでしょう。しかし、信頼できないものが多い以上、利用者は十分に気をつける必要があります。

今後起こりうる問題/気をつけなければならないこと

不正を働く人達は「お金を効率的に稼ぐ」ことを「だけ」を目的としていて手段を選びません。そのような人たちは何を行うでしょうか?私には、不正が利用者を集める方法だけにとどまるとは思えません。彼らが開発者からお金を集めるのに手段を選ばなければ、ユーザーが十分に集まり次第、ある程度テストがクリアできそうになった時点で表示を操作して、残りのテスターを買わざるをえないような作りとすることもありえるでしょう。結局のところ、開発者は結局より多くのお金を失うでしょう。彼らが不正を働くのに資金を使えば、その分を利用者である開発者から回収しなければならないのですから。テスターを安く集めるためには、あるいはテスターのアカウントを得るために何をするでしょう?自分のアプリであるかのように開発者を装って他の開発者にテストをさせるかもしれません。個人情報を偽ることに抵抗がなければ、あなたの個人情報はどう扱われるのでしょうか?不正なサービスを利用しなかったとしても、あなたがやりとりしている開発者は本当にアプリのオーナーなのでしょうか?なにより、私が一番嫌な気持ちになったのは、多くの人の為にと組まれたように見える仕組みであったとしても、その裏に不正をする人が隠れている可能性があることです。 このような問題は、既に発生しているのかもしれません。そして、不正が明らかになると名前と見た目を変えて似たものが出てくるでしょう。開発者一人一人が継続して注意する必要があります。

お礼

最後までお読みいただいてありがとうございました。私は、多くの開発者が誠実であることを信じています。そのため、記事を読んで何を信用すべきか分からなくなり、不快な気持ちになった方には謝ります。ただ、私は自分と同じように不正と戦うことで開発に時間をとれず、疲れてしまう、諦めてしまう開発者がいなくなることを祈ってこの記事を書きました。正義が誠実な開発者である皆さんと共にあり、皆さんが勝利することを願います。このような不正に対して、どういった点に注意すべきか、どのようなことを経験したか等、役立つ情報があれば、是非コメント欄で共有をお願いします。

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